コイルの結合係数

 複数のコイルを近づけて配置すると,お互いに影響を受け,狙った特性が出ないことが有ります.コイルから出る磁束が隣のコイルから出る磁束と干渉し,お互いに影響してしまいます.結合係数という言葉はトランスを設計する際によく耳にしますが,コイルを近づけて配置すると意図せずトランスのような特性を持ってしまうため,コイルを近づけて配置しなければならない場合はメーカーに問い合わせて,どの程度離せばいいか確認しましょう.
 一般的にコイルはフェライトで外周が覆われているものが多いですが,巻線がむき出しになっている場合,磁束が広がる範囲が広いため,極端に結合係数が高くなります.
 以下の図は村田製作所の公式ホームページに掲載されている例です.

 

実装ピッチとインダクタンス値の変化率

 

■参考リンク
村田製作所_インダクタと次回の影響
KOA_インダクタ使用上の注意_実装
サガミエレク_コイルを使う人のための話2_P20_結合したコイルの話

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