終端/ダンピング抵抗の配置方法によるEMI対策
シグナルインテグリティの観点で,伝送線路のインピーダンスに合わせて終端抵抗やダンピング抵抗を使用しますが,その配置方法にも注意が必要です.
以下のページでは終端やダンピング抵抗(出力インピーダンス)の解説や,それがEMIに影響を与えるメカニズムをわかりやすく解説しています.
村田製作所_ノイズ問題を複雑にする要因_3-3. ノイズの伝導と反射
ICの出力からダンピング抵抗までの間は反射が発生し,波形品質が悪いだけでなく,EMIの観点でも放射ノイズが大きいので,この領域は最短にするようにダンピング抵抗を配置する必要があります.
ノイズ対策.comダンピング抵抗はどこに配置すればよいですか?
終端についても,送信ICと終端抵抗が形成するループから外れる領域では,配線がアンテナになりやすいため,適切な位置に配置することでEMI対策効果があります
ノイズ対策.com_18.終端抵抗は受信端の後に配線する
以下のページでは終端や配線長によるEMIへの影響を実測して確認しています.
宮城県産業技術総合センター_信号ラインの端部処理による影響
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