スイッチングレギュレータ(降圧DC-DC)の発熱
スイッチングレギュレータは低損失が特徴ですが,スイッチング時の寄生容量へのチャージ・ディスチャージ(スイッチング損失)や,FETの寄生抵抗による損失があるため,そこそこ発熱します.特にスイッチング損失はレイアウトにも依存するため,実機で十分な評価が必要です.
ちなみにスパイクノイズ対策にスナバ回路を入れた場合は発熱量も増えるため注意が必要です.
データシートにはジャンクション温度の限界値が記載されているので,その値を超えないようにする必要があります.ただし,ジャンクション温度が定格内であっても,発熱が大きければ周囲の部品もその熱にさらされるため,注意が必要です.
TI_高電力密度スイッチング・コンバータの損失及び接合部温度を計算する
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