トランジスタ記事一覧

トランジスタの基本

 トランジスタはPNPとNPNの2種類があり,いずれも形状は同じで,3端子の部品です.以下の様な回路記号で表します. ベース-エミッタ間に電流を流すと,コレクタ-エミッタ間に,ある倍率で増幅された電流が流れます.データシートに記載されている用語については,以下のページで詳しく説明されています.ルネサ...

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トランジスタの使用例

 トランジスタには,様々な利用方法が有ります.一昔前はアンプ等のアナログ的な使い方が多く,ネット上でも様々な回路が紹介されていますが,温度補正回路やバラツキのマニュアル補正などが必要で,量産で使用するには難易度が高いため,実際に使用するケースは少ないようです.最近は複雑なアナログ回路はICの中に組み...

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トランジスタのVbe

 回路記号の矢印はダイオードと同じような動作をします.つまり,ベース-エミッタ間はVf程度の電圧降下が発生します.この電圧はVbeという形でデータシートに記載されています.例えば東芝の2SC1815というNPNトランジスタでは以下のように定義されています. 上図グラフのように,Vbeの値は電流や温度...

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トランジスタのhfe

 トランジスタはベース-エミッタ間に電流を流すと,コレクタ-エミッタ間に,ある倍率で増幅された電流が流れますが,その倍率はhfeという形でデータシートに記載されています. トランジスタはエミッタ-ベース間に電流を流すと,その電流を増幅した電流がコレクタ-エミッタ間に流れます.その時の増幅率をhfeと...

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トランジスタのSOA

 トランジスタに瞬間的に電流を流す場合,一瞬だけ大きな電力がトランジスタにかかります.この時にトランジスタが壊れないか確認するのが安全動作領域というグラフです.例えばルネサスの2SC3518というPNPトランジスタでは,データシートで以下のように定義されています. 瞬間的にコレクタに流れる電流と,そ...

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トランジスタの発熱

 トランジスタに電流を流すと,VbeとIb,Vce(sat)とIc電流により電力を消費します.電力は熱となるため,トランジスタが発熱します.データシートにはトランジスタのジャンクション温度の限界値が記載されています.ジャンクションとは,トランジスタパッケージ内で半導体の接合境界面の事です.ジャンクシ...

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トランジスタの故障モード

 トランジスタを間違った使い方で使用した場合.故障する可能性があります.トランジスタには多くの故障モードが有ります.ここではリンク掲載のみとします.NEC_光・マイクロ半導体_品質/信頼性ハンドブック_第3章_故障モードとメカニズムルネサスエレクトロニクス_FAQ_hfeの劣化

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