アルミ電解コンデンサのカテゴリ温度
アルミ電解コンデンサには,使用できる温度範囲が決まっています.低温では中の電解液が固まっていき,高温では揮発して容量が低下するため,決められた温度範囲で使用する必要があります.例えば日本ケミコンのEMVY6R3ADA220MD55Gという電解コンデンサでは,6.3V耐圧なので-55℃〜105℃となっています.
このカテゴリ温度範囲というのは,周囲温度で規定されています.しかしながら,実際に重要なのは電解液の温度なので,空冷等で周囲温度が低いが基板の温度が高いため電解液が高温になるような場合は注意が必要です.そもそも周囲温度での規定は目安であり,"周囲"とはどこなのかも実際の回路基板上では定義できないので,定格ギリギリで使用するような場合はメーカーに確認が必要です.
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