コイルによるEMI対策
コイルはフィルタとしての効果が高い部品で,製品にもよりますが,低周波〜300MHz程度まで効果がある場合があります.
コイルについては別ページで解説していますのでそちらを参照してください.
コイル記事一覧
EMIの観点でコイルを見た時の注意点は,下記ページに掲載されています.
EMC のための設計テクニック (第2版)_3.2.7 巻線部品 (インダクタ、変圧器、チョークなど) での課題
なお,コイル端子間の容量結合を軽減するために,コイル下のGNDベタを抜くという手法もよく使用されます.
ノイズ対策.com_コイル下のGNDパターンはベタ抜きにする.
問題発覚後に空中配線でコイルを接続し,効果があっても,実際に基板に反映すると効果がない,というケースはよく有りますが,これが原因の場合も有ります.
ただし,GNDベタを削ることによるEMIの悪化も考えられるため注意が必要です.また,多層基板の場合にどこの層までGNDを抜くかも悩みどころです.実験ができない状況では結論づけが難しい問題です.
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